メーカー若手研究者の苦闘

総合電機メーカー研究所5年目の者です。入社以来壁にぶち当たる日々ですが、そんな中でも毎日の気付き/学びを記録してきました。これら数百個にわたる気付きから厳選して整理・共有・議論できればと思い、ページを開設しました。 初ブログで不慣れな点が多数ありますが、少しずつ改良するので、どうぞよろしくお願いします。

「気づきとは何か」について改めて勉強してみた

#「気づき」について、以下の動機から本を読んで勉強してみました。

 

読んだ本
「気づく」技術  / おち まさと著
→ ネットで人気の高い本を探した結果、この本に辿りつきました。
 


この本を読んだ動機
・「気づきブログ」を書いている立場として兼ねてから、気づきを体系的に理解したかった
     ※気づきブログを始めたきっかけ
・たまに低下してしまう気づきの感度を、上げる方法を知りたかった
・良いアイデアを生み出せる研究者になるためにも、他の人よりも気づける人間になりたかった

 

本記事の内容

そんな目的を元に、以下3つの目標を定めて、本からの気づきを探してみました。

以下ではこれら3つの各学びについて、各章で紹介していきます。
 
1. 気づくことによるメリットを理解したい
2. 気づきの感度が鈍ってきた時でも、その感度を上げられるようになりたい
3. (この本から)心に響く一文を得たい
 
 
1. 気づくことによるメリットを理解したい

→大きく分けると、以下2つのメリットがありました。

 

【気づく力を上げるメリット】 / 1章他
・相手の変化を気づけることによって、相手に認めてもらえる p93
・気づいたことを基点に話題を広げられるので、会話を盛り上げることができる

 

【気づきを蓄積しておくメリット】
・他の人が知らないことに気づくことによって、人よりも得ができる/有利に物事を進められる
・困った時に、蓄積してきた気づきが客観的なアドバイスとして、自分を救ってくれる(本を読みながら、勝手に連想)

 


2. 気づきの感度が鈍ってきた時でも、その感度を上げられるようになりたい
→大きく分けると、以下3つの方法がありました。

 

【考え方を変えてみる】/ 2章
・「気づいてやろう」という意識をもつ p19
→具体的な意識付けとして、a)「変化」を見つけて、b) その理由を考えると気づけるのでは
例) a)銀座の表通りから高級ブランドショップが消え、ユニクロをはじめとするファストファッションが出てきた。
b) 人々の嗜好が、ブランド志向から機能/価格志向へ変わってきている?
→身の回りに「変化」がないかを常に監視する意識をもつ


・見つけた不満に対して、「どうすれば楽しめるようになるか」と考えてみる。 p22 (cf. タダでは起きないぞ)


・ついつい他人に合わせて仮面自分になってしまうのを抑えて、本当の自分になって考えてみる p39


・発想した時は、とにかくポジティブになる (cf. 発想を具体化する時は、検証の精度を高めるためにもネガティヴになる) p40

 

【行動を変えてみる】/ 2章
・普段と関係ないこと、仕事には役に立たなさそうなことを敢えてしてみる p32


・「当たり前」から敢えて外れて行動してみる p60


・普段のリズムと違うことを、敢えてやってみる p62
例) 電車に乗る時間/場所を変えてみる、普段会わない/ジャンルの違う人に会う


・敢えて無理な挑戦をしてみる p71
例) 5000円で10万円分のデートを演出してみる


・報道をすぐ信じずに、まずは「ほんとか⁈」と問いかけてみる p76


・ぼんやり考えるのではなく、頭に浮かんだこと(嬉しさ/不満/疑問など)をひとつひとつ紙に書いてみる。一見くだらないことも全部書いてみる。p77

 

【実践的な行動】/ 3章, 4章
 ・無心でランニング/ウォーキングをしてみる p96


・映画を観て、非日常に浸かってみる p100


・旅行という異空間に入ってみる p103
→ 日常の自分を俯瞰できる


・〇〇デビューをしてみる


・「要するに〜」or「たとえるなら〜」とタイトルを付けることによって、その本質に気づける p150


・目の前の物事に対して、「そもそも〜?」と問いかけてみる p164


・喜怒哀楽を受けた理由を考えてみる p167
例) 特にこの映画で感動できた理由は?→普通の映画は「始め: 0→終わり: 100」の+100なのに対して、この映画は「始め: -100→終わり: 100」の+200と差が大きい
 

 

3. 心に響く一文を得たい

→本を読んでいて、ピンときた文章を抽出しました。

 

・最も避けなければならないのは、記憶がない日常を送ってしまうこと p61


・旅は気づきの宝庫(目新しいこと=気づきのチャンスが溢れている) p108


・ 浮かんだことをそのままにせず、どんどん広げていく p156
例) 「総理大臣には息子がいたな」→「結婚式はどんな人だろう」「どんな披露宴をどこでするのだろう」などと妄想を広げていく
 

 

感想
・入社した時が一番気づきの感度が高く、職場に慣れていくにつれてその感度が低下していくのは、自然な現象であるとわかった
・気づきの感度が低下してきた時には、上に挙げた思考/行動に取り組んでみれば、きっと気づきの感度が上がってくるはず

 

 

 

ご質問・アドバイス経験談など頂けると嬉しいです。ぜひよろしくお願いします。